平成12年5月24日(水)、28度になるといわれる真夏のような日差しの東京を後に、本日は岐阜の笠原町です。かさはらリサイクル実行委員会主催の「環境を考える講演会」に講師として呼ばれました。
午前11時21分東京駅発のひかり223号、これで名古屋、そこから多治見、そして笠原町という旅です。はたしてどんな旅になるのか、楽しみです。 |
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13時15分に名古屋着、13時25分発の瑞浪(みずなみ)行きの中央線に乗り換えて多治見に向かいます。金山(かねやま)、鶴舞(つるまい)、千種(ちくさ)、大曽根(おおぞね)、新守山(しんもりやま)、勝川(かちがわ)、春日井(かすがい)、神領(じんりょう)、高蔵寺(こうぞうじ)、定光寺(じょうこうじ)、ここまでが愛知県で次の停車駅、古虎渓(ここけい)が岐阜県との県境だそうです。古虎渓の次が多治見です。
早稲田生まれの早稲田育ちからすると、この辺りの中央線はなじみが薄い。しかし、昨日今日出来た町じゃないんだろうね、振り仮名が付いてないと読めません。 |
多治見駅には14時5分に到着です。
駅にはかさはらリサイクル実行委員会の近藤保子委員長と笠原町役場生活環境課課長補佐の野田耕三さんが迎えにきてくれました。
実は、野田さんが本日の行動スケジュール表をFAXで送ってくれていたのですが読まずにファイルしてしまいました。ですから、多治見までは行けても、そこからどうするのか分からず、困っておりました。
どうも、このように私の行動には、世の中をなめたような部分が多い、反省します。まあ、反省はする方です。
反省して行いは変わるのか?
あんまり変わりませんなあ、これも親の育て方、私に責任はない!
こんな事を考えながらの多治見到着でした。
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リサイクル実行委員長の近藤保子さん |
生活環境課課長補佐の野田耕三さん |
そんな物の考え方を見透かされたのか、最初に案内されたのがこの素晴らしい教会、多治見教会、神言修道院。心、洗われる思い。
反省しました。ちなみに、我が家の宗旨は浄土真宗ですが幼稚園はカソリック、キリスト教、結婚式は神前でした。
多治見の駅から車で20分、笠原町に到着。人口は12000人強。
焼き物とタイルの町です。周りを山に取り囲まれて、「夏は暑いんですよ」と教えられました。愛知県の瀬戸市は本当にお隣でした。 |
昭和61年7月に地元の皆さんと核テナントとしての衣料品店、計14の業種、店舗で始められた商業集積施設マイン(MINE)さんを見せていただきました。残念でしたが今日は休業日です。
笠原商業開発協同組合という組織を作られ、この笠原ショッピングプラザ「マイン」を運営されているそうです。昨年(99年)12月3日に16店舗でリニューアルオープンされた綺麗な施設です。理事長の加藤さんと副理事長の谷口さんからお話を伺いました。
マインさんの後、笠原クリーンプラザを見せていただき、今日の主催者かさはらリサイクル実行委員会のアジト?も見学しました。 |
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今日の講演会場の笠原消防会館、消防署のまん前にありました。
大勢の人が楽しそうに、真剣に私の話を聞いてくれました。
お隣、瀬戸市からも我々のメ―リングリスト仲間で瀬戸市の市議会議員をされている堀田さんが駆けつけてくれました。感謝、です。 |
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講演会終了後、同会館の会議室で懇談会が行われました。地元の商業者の方達とお話がしたい、という私のリクエストで開催していただきましたが、水野笠原町長、お隣の多治見市の商店街の皆さんも参加されて、それは活発な議論が展開されておりました。 |
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懇談会は夜10時まで続きました。終了後、事務局役の野田さんに乗せていただき本日の宿舎「オースタット国際ホテル多治見」に到着。
4階の415号室、きれいな部屋です。
今回の笠原町の旅、特産品や観光名所を食べたり見たりしたわけではありません。また、笠原という町は小さな、小さなまちです。
日本中でこの町の名前を知っている人はほんの僅かでしょう。
でも、小さくても無名でも、自分の住んでいる町を良くしたい、次の世代に胸をはってバトンタッチ出来る町を作ろうとしている人がこんなに大勢いて、元気に動き出そうとしている、その事を見せていただけたのは大きな収穫だったと思います。
実行委員長の近藤さんから、「8月27日の早稲田の夏のイベント、エコサマーには笠原町から特産のお茶碗とボカシを持って参加しますよ」と言っていただきました。
あの魅力いっぱいのご婦人達とまた会えると思うだけで・・・、お待ちしています。
皆さん元気なんだよ、本当に。
以上、まちづくりは人づくり、まちおこしは人おこし、だという事が分かった 笠原町の旅でした。 |
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