IT技術者在宅養成講座
この講座は東京都の補助事業です。
東京都と三菱商事株式会社のご支援により実施しております。
講座概要
東京都在住の方を対象に、2年間で就労に必要な技術を在宅で学びます。
1982年に開始した当講座は40年を超え、重度の障害をもつ150人を超える修了生の方たちは、在宅勤務やフリーランスなど各方面で活躍しています。
こんな方におすすめ
- 就労に必要な技術を基礎からじっくり学びたい方
- 情報処理技術者試験やマイクロソフトオフィススペシャリストなどの資格取得を目指す方
- 大学や専門学校等でITを学びたかったが通学が難しく断念した方
- 社会経験が少なくビジネスマナーや仕事の進め方も含めて学びたい方
講習期間
4月から翌々年の3月までの2年間です。
2025年4月入講した場合、2027年3月修了となります。
講習方法
年間の講習スケジュールにあわせ、在宅でテキスト学習や課題に取り組みます。
講師による自宅への訪問指導や、オンライン交流会、集合対面スクーリングなど豊富な学びの機会があります。
応募方法
詳細は、募集要項「応募について」をご確認ください。
説明会
開講の前年10月上旬、11月上旬、12月上旬にオンラインにて開催予定です。12月のみオンラインまたは来場のどちらかを選択可能です。
日程のご都合があわない場合、個別にオンライン説明・相談もできますので、お気軽にお問い合わせください。
講座の歴史
40年前から在宅就労を目指した
「トーコロソフトウェアハウス」(東京都重度障害者プログラマ養成事業)
1982年(昭和57年)、社会福祉法人東京コロニーの事業として、トーコロソフトウェアハウスが開所しました。
この事業は、重度身体障害者に対する新しい職域の開拓として、プログラマーの養成を行い、その在宅就労システムを確立することにより、在宅就労における自立を図ることを目的とする、我が国初の試みです。
事業開始には、東京都、公益財団法人三菱財団様、三菱商事株式会社様をはじめとする数多くの方々の援助をいただき、開所式には、厚生労働大臣、東京都知事、三菱商事社長様など多数のご臨席を賜りました。
インターネットもパソコン通信もない時代です、寄贈いただいたオフコンやファクシミリで必要な技術を必死で習得した先達を、仰ぎ見ないではいられません。
流れを汲んだ
「東京都重度身体障害者在宅パソコン講習事業」
1989年(平成元年)、通信技術の発展に伴い、コンピュータ技術の習得はパソコン通信による在宅講習に切り替えました。
「東京都重度身体障害者在宅パソコン講習事業」のスタートです。
完全在宅で国家資格を取るレベルまで学べるこの講座は、今日まで多くの修了生を輩出し、時代にあわせたカリキュラムで継続しております。
また、ノウハウは、その他にも、障害者委託訓練eラーニングコースや特別支援学校のテレワーク研修などにもつながって展開しています。
実績
資格取得者数
IT技術者在宅養成講座修了生・受講生の資格取得状況です。
カリキュラムの中では、マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の他、経済産業省認定国家資格「基本情報技術者」「ITパスポート」も取得できます。
なお、当講座は基本情報技術者試験の科目A試験免除講座に認定されており、希望者は免除講座を受講することが可能です。
就労者内訳数
IT技術者在宅養成講座修了生の進路状況です。
障害等級1種1級の講習生の方が8割を超していることを考えると、大変健闘しています。
募集要項
例年、開講の前年9月頃に公開しています。
令和7年(2025年)度の募集要項を公開中です。
ご応募お待ちしております。