トーコロワーキングネットの1つの機能として「障害のあるコンピュータ技術者への在宅就労の機会を提供する」があります
(トーコロワーキングネットについては、トライアングルVOL.11で紹介)。
本事業は昨年の6月から試行的に始めていますが、これまでデータエントリやホームページの編集の仕事を主としてきました。 今回は、日本障害者リハビリテーション協会様の仕事であります「ホームページ(以下HP)の編集」をご紹介致します。
◆内容:全国の自治体の障害者福祉計画書をはじめとした福祉情報をHPへ載せるためのHTML化作業
◆メンバー:在宅のワーカー3名
◆体制:トーコロの在宅コーディネーターが窓口となり、3名のワーカーへ仕事の依頼・成果物の品質チェックを行う(下の仕事の流れ図を参照)
◆進め方:初回のみ打合せ(トーコロまたはワーカーの自宅にて)を行ない、仕事の内容や進め方・スケジュールについて一通り説明し、その後はすべてメール・FAX・TELでやりとりをする
◆特長:原稿はすでにあるため、それをできる限り忠実に表現するようにHTML化しなければならないこと、視覚障害のある人への配慮をする(テキストリーダーなど読み上げソフトを使っても伝わる)こと
◆Point:限られた期間の中でできる限り後戻り作業をせず効率的に行うこと、ばらつきのない一定水準の品質を保証する。
このために、HP編集に高度な技術を持つM氏に先行して作業を行ってもらい、サンプルファイルとする・またM氏には他の2名の技術アドバイザーをお願いした。
さらに、できるだけ早い段階でHTML化するための標準化資料を作成した
今回の作業は、1原稿を一人の人が担当したため、チーム間のやりとりも少なく在宅作業に適した内容でした。 この他にも、ソフト開発・DTPの編集・翻訳の仕事など裁量性の高いものは、在宅の作業に適していると思います。
今後とも在宅で可能と思われる仕事がございましたら、お声を掛けて頂けますようお願いいたします。
(小川)
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