仕事を終えて 在宅パソコン講習平成9年3月修了 小川 忠
2年間の在宅講習が終了して、少しホッとした反面、これからは何をすればいいのかと迷っていたところへ、堀込さんから(株)四次元ポート(注1)のお仕事のお話がありました。
次の目標が見つかったことで嬉しさもありましたが、こんなに早い時期に仕事のお話が来るとは思ってもみなかったので、とても驚き戸惑いも感じました。
「仕事」となると、作るものにはそれなりの責任を持たなくてはならないし、自分にそれだけの能力があるかどうかという不安もありましたが、何事にもチャレンジだと思い、おもいきって引き受けてみることにしました。
仕事の内容は、MMK端末(注2)に表示するコンテンツの作成でした。MMKとは「マルチメディアキオスク」の意味で、街に設置してあるMMKの端末画面を見ながら電子ショッピングなどができる、四次元ポートが開始した新しいサービスです。
このコンテンツはホームページと同じHTML言語が使われています。基本となる部分はMMKコンテンツ作成専用のプログラムを使ってわりと容易に作成できるのですが、こまかい部分はテキストエディタを使ってHTMLを修正しなければなりませんでした。
その他に、コンテンツに使用する画像を編集したり、背景に貼り付ける絵柄を自分で考えて作成したりというような、未経験のジャンルの作業もしましたが、それも結構楽しみながら作業する事ができました。
背景の絵柄や色については、どの商品にはどんなものが合うか、今回のクライアントのセルプショップ・パレットの方と直接お会いしじっくり相談をして決めました。
四次元ポートさんとの毎日の連絡と作成したデータのやりとりは、インターネットの電子メールを利用しました。 ただ、電子メールは連絡をしてその返事が返ってくるまでにタイムラグが発生するので、電話も利用しました。
在宅で仕事をしている場合、周りの人にちょっと聞くという事はできないので、連絡は早め早めにすることが作業をスムーズに進めるポイントのようです。
また、在宅では作業時間が不規則になってしまいがちですから、一日のスケジュールをきちんと立てて、体調の管理にも十分気を付けながら作業をしていかなければと思いました。
ついこのあいだまでは、自分が在宅で仕事ができるようになるなんて、夢のような話だと思っていたのですが、気がつけば夢ではなく現実の事となっていました。
そして、初めての仕事を終えた今、なにも無かった自分の中にオアシスがポコッと湧いたようなそんな感じがしています。
皆さんにアドバイスをいただきながら、初仕事はなんとか無事に終える事ができました。 今後もいろいろな事をたくさん吸収して、良い仕事が出来るように頑張りたいと思います。
(注1) |
株)四次元ポートは、MMK端末を利用しての商品購入や便利なサービスをっている会社です。 |
(注2) |
MMK端末は現在、
KDD大手町ビル・1F
新宿KDDビル・1F
プラット001(コンビニ)内横浜西口・S−Port
に設置されています。 |
|