巻頭インタビュー「在宅で働くという選択肢が開いた新しいステージ」
〜重い障害や疾病のある人が、自分に適した環境で働けることの意味〜
はじめに
第1章 「在宅で働きたい」と願う人々と社会 <その歴史と現状>
- 1.1 「在宅就業支援団体」誕生前夜 −それでも人は働きたい−
- (1)1980〜90年代における在宅就労 〜草の根レベルの取組と通信技術の発達〜
- (2)支援の制度化へ向けた取り組みの開始
- 1.2 支援制度の開始〜在宅就業支援団体の誕生まで
- 1.3 「在宅就業支援団体」、どこへ行く 〜今後の課題〜
- 【参考】在宅就業を後押しするスタイル 〜テレワークをめぐって〜
第2章 在宅就業支援をめぐる現状と行き詰まり <アンケートとヒアリング結果から見えたもの>アンケート調査概要
- 2.1 在宅で働く人を中心に見た現状と課題
- 対象者の整理-「そもそもなぜ在宅?」
- 収入および働く能力をめぐる整理―「これで精一杯?」
- 関連する分野
- 2.2 支援者あるいはその枠組みの課題
- 支援者の整理
- 組織の属性
- 組織のサービスの形
- 現状の課題の整理
- 運営費の実態
- 売上の現状と手数料の実態
- 助成金・公益事業の実態
- 社会的な支えの不均衡―施設就労と比較しての枠組みの課題
- 支援団体の役割の範囲
- 運営基盤
- 社会的な位置づけ
- 数の少なさと地域間格差
- 在宅就業支援制度の利用条件の課題
- 支援者の整理
第3章 社会が後押しする新しい在宅就業支援のイメージ
- 3.1 「働きたい」の声を、社会で支えられる制度へ
- (1)新しい制度概要の検討
- 在宅就業を後押しする現在のイメージと未来の改善イメージ
- 改善イメージの中の在宅就業支援団体の意義
- 改善イメージの中の福祉就労施設の意義
- 具現化の要件
- (2)在宅就業支援団体の安定・発展のための社会的支え
- 強制力のある発注奨励
- 運営にかかる費用に公的な助成
- 支援団体の事業所としての明確な位置づけ
- 社会的事業所としての可能性
- 地域リソースとしての正しい認知を
- (1)新しい制度概要の検討
第4章 在宅就業を真のディーセントワークへ
- 4.1 障害者権利条約と「労働及び雇用」
- 4.2 シームレスな労働:雇用と福祉的就労
- 4.3 在宅就業と「ディーセントワーク」
参考資料
- 資料1 インタビュー記事「在宅就業と障害者雇用」
- 資料2 「重度障害者在宅就労促進特別事業(バーチャル工房支援事業)」
- 資料3 松山市テレワーク在宅就労促進事業就労奨励金及び発注奨励金交付要綱(抜粋)
- 資料4 アンケート調査結果(全体)
- 資料5 ヒアリング調査資料
委員一覧
2010年3月 発行 社会福祉法人東京コロニー