職能開発室では、在宅のまま短期間で特定の技術を学べる短期IT講座を2002年度から開講しています。現在はWeb作成の基礎2ヶ月コースと応用3ヶ月コースを実施しており、これまで3回ずつ、のべ約30名の方に受講していただきました。
基礎コースでは、HTMLの基礎と、Web作成ソフトであるDreamweaver、Fireworksの基礎的な操作方法を学習します。市販のテキストの他、課題を2つほど準備し、実践的な知識も身につけられるようにしています。
応用コースでは、より実践的な内容に加え、2回のスクーリングや、複数の受講者が共同で作業を進めるグループワークも重視しています。9月4日には受講者5名でスクーリングを開催し、それぞれが課題として制作したWebサイトのプレゼンテーションや意見交換を行いました。今回の課題のテーマはそれぞれの自己紹介ページです。受講者自身が利用している福祉機器やパソコン環境を写真で紹介するページや、フリー素材を使用して綺麗に仕上げたページなど、一人ひとりの個性がとてもよく表現されていました。
また、グループワークでは、2つのグループに分かれて、それぞれ仮想の学校や団体のWebサイトを一から制作していきます。在宅で独学しているとどうしても自分の枠の中で物事を考えてしまいがちですが、他の方の制作物を見て意見を出し合うというのはとても良い機会になると考えています。
この講座を修了した方々は、就職を目指す方、在宅ワーカーとして請負の仕事をされている方、より高度な勉強をしている方など様々です。職能開発室では、今後もこうした多様な就労や学習のご要望に応えられるサービスを提供していきたいと考えています。
[鶴田]
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