VCOMは、慶応大学SFC研究コンソーシアムのひとつとして、参加企業や自治体の支援を受けて実施されているネットーワーク・コミュニティ作りのプロジェクト。
この中のひとつが、インターネット上で障害者対象の求人求職情報が参照できるジョブマッチング広場です。
http://jms.vcom.or.jp/
上記をはじめとして、昨今ではネット上で仕事情報が行き交っています。 そうしたものを利用した仕事探しや自分アピールは、プライバシーの問題や情報の真偽など留意しなければならないことは確かに多いのですが、移動の困難な方にとって気軽に企業にアプローチできる今までになかった画期的な方法であることにも間違いはありません。
「できること」、「できないこと」、「やってみたいこと」などを一度客観的に自分で分析し文章化した上で、メールで積極的に企業にアプローチすることも、いい勉強になると思います(成就するかどうかは別として?)。
特に、社会人としての文書を書く練習なども必要な方は、本屋さんで仕事のマナー類の本などを探されるのも大事な一歩になるでしょう。
在宅での受注仕事であれば、実力や実績がともなっていればインターネット上の一般の仕事情報サイトを参照してみるのもいいかと思います。
中には登録すると、自分の求職情報がメールで企業に流れる(プライベート情報はふせてある)というような積極的なものまであります(検索サイトで、SOHO、アルバイト、在宅、プログラマーなどを条件にかけてみるとかなり情報は出てきます)。
しかし、当たり前ですが、受注した限り「プロ」としての仕事が期待されますので、特に開発経験が少ない場合は、アドバイスや情報交流ができる在宅ワークグループやSOHOチームに属すなどで、助け合えるネットを持っておくことが大事でしょう(これについては別途書きたいと思いますが、ご相談はメールでいただければと思います)。
阿部さんが書いておられたように、努力することをあきらめない方々の「あと一歩」のところをしっかりと支援できるシステムづくりを、これからも共に考え提案していけたら、と考えます。
[堀込]
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