早いもので、2年前に入ってきた講習生6名(11期生)は、もうすぐ修了します。 2年前は、全体的にひ弱な印象を受けましたが、今は顔つきも逞しくなり、とても頼りがいのあるしっかりした講習生に成長しています。
講習生は、葛飾区の田村さん(男:20才:筋ジス)、杉並区の中島さん(男:23才:頚損)、板橋区の村上さん(女:19才:脊髄疾患)、足立区の松下さん(女:29才:関節リューマチ)、世田谷区の伊藤さん(男:21才:筋疾患)、江戸川区の島村さん(女:38才:CP)です。
この中で、伊藤さんと中島さんは見事に情報処理技術者試験2種に合格し、更に1種に挑戦します。
ほかの講習生も合格を目指し試験勉強に意欲的に取り組んでいます。
講習は、プログラマコースでは情報処理2種のカリキュラムに沿った内容になっています。
何と言っても念願のC言語を使ってのグループワークが実施できたことは、講習生にとって大いなる成果であったと思っています。 また、アプリケーションソフトコースでは、修了後すぐに役立つようにと一太郎、Lotus1-2-3、桐の学習をしてきました。
修了後の進路は、田村さんが通所施設でデータの入力、村上さんが企業の在宅勤務者として講習で学んだ事を生かしていきます。
この他の4名は、まだ進路が決まっていません。 2月23日に障害者の集団就職説明会が千駄ヶ谷の東京体育館で行なわれるので、それに出席する予定です。
プログラムの開発の仕事がしたい、ゲームソフトを作りたい、社会に出て少しでも恩返しをしたい、経済的に自立をしたい、もっと勉強したいと希望は様々です。
少しでも多くの講習生らが希望の道へ進むことができればと思います。 講習生の多くは重度な障害があり、車椅子を使用しています。
在宅勤務の形態をとることができれば一番良いのですが、現実的には厳しいようです。
週に2,3日出勤することも可能ですので、この記事をご覧下さいました企業の中から、受け入れの可能性、または検討の可能性がありましたら、トライアングル事務局まで、ご連絡を賜りますようお願い致します。
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