去る3月16日水曜日、在宅パソコン講習第9期生1名と第10期生3名の修了式を行いました。世田谷区在住の満仲さん(28才、頚椎損傷)、練馬区在住の秋山さん(26才、頚椎損傷)、杉並区在住の田中さん(22才、CP)、八丈島在住の佐々木さん(24才、筋ジス)の3年間の講習の締めくくりの日でした。残念ながら満仲さんは体調を崩し出席できませんでしたが。
修了証書の授与、講師や父兄他出席者からの祝辞、講習生を代表して佐々木さんより挨拶があり、その後リラックスした雰囲気の中で昼食を一緒にいただきました。
秋山さんは講習期間に自宅でパソコン通信ホスト局(以下BBS局という)を開き、仲間とC言語のプログラムを受注開発するまでに技術を身につけ、この度、当センターのBBS局トーコロBBSのバージョンUP作業を一手に引き受けてくれることになりました。
田中さんは障害のために話すことができませんが、足で合図をしたり文字盤を使ってコミュニケーションをとりました。修了後はONE・STEP企画に所属して養護学校の後輩のための学習ソフト開発に参加する予定です。
そして、八丈島の佐々木さんは講習修了後は、八丈支庁や「ちょんこめ作業所」(佐々木さんが所属する島の障害者の人たちのための作業所)の仕事をします。また、満仲さんは体調が不安定でありながらも意欲的にソフト/ハードの情報を収集していました。早稲田大学の学生としてしばらく在籍する予定です。
4人の修了生が、これから新たな場でこれまで学んだ技術をいかして、活躍してくれることを心から祈っています。
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